よくある質問
国民年金に未加入ですが、基金に加入できますか?
加入できません。ただし、基金加入時に国民年金に加入すれば基金に加入できます。国民年金基金は国民年金の上乗せの年金ですので、国民年金本体の保険料を納めていないと加入できません。まずは市区町村役場にてお手続きをしてください。
国民年金(老齢基礎年金)は原則10年加入しないと受給できませんが、基金の年金は当該期間を満たさない場合でも年金は支給されますか?
支給されます。加入期間は問いませんので、それまで納付した掛金に応じた年金がお約束の年齢より支給されます。短い期間加入した場合でも必ず年金に反映される仕組みになっています。
日本医師会の会員でなくても加入できますか?
会員でなくても加入できます。
手伝いをしている私の配偶者や家族も加入できますか?
20歳以降の国民年金に加入しているご家族であれば、どなたでも加入できます。
また、生計を一にするご家族分の掛金を負担した場合も、その方の社会保険料控除の対象となります。
従業員に加入を勧めたいのですがその場合の掛金の負担はどうなるのですか?
医師本人が加入していなくても従業員のみの加入も可能です。掛金は原則として従業員の負担となります。
途中で掛金の支払いが困難になった場合は?
支払える程度に口数を減らすことも可能です。また、掛金の払込を一時停止することもできます。その停止期間は掛金未納となり年金が減額されますが、2年以内であれば掛金を追納することにより年金の減額を防ぐこともできます。(この場合、延滞金がかかります。)
法人化などにより厚生年金に加入するようになった場合、それまでの掛金は掛け捨てになるのですか?
掛け捨てにはなりません。掛金を納めた期間に応じた年金がお約束の年齢から支給されます。
任意には脱退できないの?
基金への加入は任意ですが、加入した方は自分の都合で任意には脱退できません。これは老後の生活保障を重視する公的制度としての趣旨によるもので、掛金を納付できなくなった場合にも強制解約されることなく、必ず老後の年金保障に結びつくことになっています。
iDeCoとの主な違いは?
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、加入者が自分で選んだ運用商品(投資信託等)で掛金を運用し、年金額が運用成績次第で変動する有期年金です。一方国民年金基金は、運用指示の必要はなく、年金額はあらかじめ確定している基本終身年金です。国民年金基金の掛金とiDeCoの掛金を合わせて月額6万8千円が掛金の上限額となっております。
「日本医師会年金(医師年金)」との違いは?
国民年金基金制度は国民年金法に基づき基礎年金に上乗せを行う「公的な年金制度」であり、国民年金加入の医師・従業員・家族の方などが加入できるほか、次のような税制上の優遇措置があります。
- 掛金については全額社会保険料控除の対象
- 受給する年金も公的年金等控除が適用
- 遺族一時金は全額非課税
しかし、次のような制限もあります。
- 会社員や公務員となり、厚生年金保険に加入すると、その加入期間は基金から脱退となること、
(この場合にも将来の年金給付につながりますので、掛け捨てにはなりません)
- 掛金の上限(月68,000円まで)が設定されていること
一方、「日本医師会年金」は、日本医師会の会員福祉として運営している私的年金です。会員の利便性のほか、次のような基金年金とは異なる特徴を有します。
- 厚生年金保険への加入と関係なく加入できること
- 掛金の上限がないこと
なお、日本医師会年金の連絡先は、次の通りです。